前日のノルウェー代表に続き、この日はドイツ代表が人権の大切さを訴えた。

試合前の整列で、1人1文字ずつ白い手書きのアルファベットが入ったTシャツを着用。11人で並ぶと「HUMAN RIGHTS(人権)」となった。

前日24日にはノルウェー代表が「HUMAN RIGHTS」などと全員同じ文字が入ったTシャツを着用。W杯カタール大会への準備のために同国で働いている出稼ぎ労働者が大量に亡くなっていることについて問題を提起し、カタールに対する抗議の意を表明した。

この日、ドイツ代表のレーウ監督はカタールとは名指しはしなかったが、自軍の選手たちがとった行動について「もちろん支持する」とし「(選手たちの行動は)我々がこの世界の中でどこであっても人権を守り、そして大切にしている価値観のために立ち上がっているという証しだ」と説明した。

先制ゴールを決めたゴレツカは「来年にはW杯が行われるが、それ(カタールでの人権)について話し合いがなされるだろう。今日は我々がそれを無視はしないということを示したかった」と話した。