11日に古巣マンチェスター・ユナイテッドと対戦するトットナムのジョゼ・モウリーニョ監督(58)が、9日の記者会見で相手のスールシャール監督に舌戦をしかけた。

スールシャール監督は18年12月にモウリーニョ監督の後を継いでマンチェスターUの指揮官になって以来、若手をうまく起用しながら、着実にチームを成長させてきた。いまだ無冠だが「優勝トロフィーは監督のエゴを満たすだけ。チームが長期的に成功できる基礎を築く方がもっと大事だ」と話している。

だがマンチェスターU時代にイングランド・リーグ杯、欧州リーグを制しているモウリーニョ監督はこの姿勢を否定。「それはスールシャールの意見。でもサー・アレックス(マンUで13度プレミアリーグを制したファーガソン監督)に聞いてみるといい。彼は違うことを言うと思うよ」と、優勝の大事さを強調した。

モウリーニョ監督は「どう考えようと自由だし、スールシャールの考え方は尊重する。でもビッグ・ボス(ファーガソン)とプレミアで最も成功してきたマンチェスターUというクラブは、トロフィーを獲得することについて別の意見を持っていると思う」と、スールシャール監督への皮肉を込めて話した。