来季の去就が不透明だったDFセルヒオラモス(35)のレアル・マドリード退団が正式決定した。

クラブが16日、セルヒオラモスの退団セレモニーを17日12時30分(日本時間同日午後7時30分)より実施することを、公式サイトで正式発表している。またセルヒオラモスはセレモニー後、記者会見を実施する予定である。

クラブとの契約が今年6月30日までのセルヒオラモスは、契約延長に向けて長い間交渉を続けてきた。しかし、クラブが1年間の契約延長および新型コロナウイルスの影響を財政面に受けたことによる給与10%という内容のオファーを提示したのに対し、セルヒオラモスは2年以上の契約延長を希望したため折り合いがつかず、最終的に合意に達することができなかった。

スペイン紙マルカがウェブサイトで「セルヒオラモスの退団をどう思うか?」というアンケートを実施したところ、途中経過ながら「契約延長で合意に達しなかったのは残念」と答えた人が51%、「彼のサイクルが終わったのは良いことだと思う」と回答した人が49%とほぼ同数だった(回答約13万人)。

セルヒオラモスは2005年夏にセビリアから移籍金2700万ユーロ(約35億1000万円)でRマドリードに入団し、公式戦671試合に出場して、101得点40アシストを記録した。4度のチャンピオンズリーグ優勝を含む計22タイトルを獲得し、クラブ史上4番目に公式戦出場数の多い選手として退団することになる。(高橋智行通信員)