レアル・ソシエダードが、セルタのスペイン代表MFブライス・メンデス(25)獲得に迫っていると、スペイン・マルカ紙が3日、伝えた。Rソシエダードは日本代表MF久保建英(レアル・マドリード)を狙っているとも報じられている。

Rソシエダードでは今夏、ヤヌザイとポルトゥが退団。そのため現在、右サイドの攻撃的な選手獲得を目指している。久保を完全移籍させるための交渉も始まっているもようだが、Rマドリード側が買い取りオプション付きの期限付き移籍を希望し、話し合いは難航している。

そんな中、Rソシエダードがセルタに対し、移籍金1500万ユーロ(約21億円)のオファーを提示。24年6月30日までセルタとの契約が残るメンデス獲得へ向け、合意寸前になっているという。

メンデスはセルタの下部組織出身。17年9月にトップチームデビューを果たした。以降、チームの主力として活躍し、昨季のリーグ戦成績は37試合(先発36試合)、4得点だった。これまでスペイン代表で4試合に出場し、1点を挙げている。

右サイドが主戦場だが、中盤でもサイドでもプレーできる万能型のMF。足元の技術が高く、得点力も備えている。もし久保が加入した場合、ポジション争いの大きなライバルになる可能性がある。(高橋智行通信員)