レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミロ(30)のマンチェスター・ユナイテッド移籍が間近に迫っていると、スペイン・マルカ紙電子版が18日に報じた。

カゼミロはこれまでさまざまなクラブからオファーを受けてきたが、マンチェスターUから届いたオファーは金銭的に魅力的なものだという。30歳のカゼミロにとって、キャリア最後のビッグオファーになる可能性もある。

同MFは3日間真剣に検討。すでにマンチェスターUにサインを出したもようだ。マルカ紙によるとカゼミロはこの後、Rマドリードの許可をもらい、19日中にメディカルチェックを受ける予定だという。

カゼミロの移籍金に関しては、契約解除金が5億ユーロ(約700億円)に設定されている。だが実際には7000万ユーロ(約98億円)近くで合意される見込みだ。

ただ、アンチェロッティ監督はカゼミロに絶対的な信頼を寄せているため、説得に動いているという。本人の決意は固いが、残留する可能性も残されているとマルカ紙は伝えている。

カゼミロはRマドリードで5度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝を含む計18タイトルを獲得。替えのきかない選手として活躍してきた。しかしRマドリードは今夏、バックアップとしてモナコからフランス代表MFチュアメニをクラブ史上4番目に高額の移籍金8000万ユーロ(約112億円)+出来高2000万ユーロ(約28億円)で獲得した。(高橋智行通信員)