【セビリア=高橋智行通信員】アトレチコ・マドリードが、激闘の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バルセロナ戦から中3日という過密日程の中、PK戦まで突入する総力戦の末に力尽きた。
シメオネ監督は後半になると積極的に選手を入れ替え、鮮やかな同点ゴールを決めた左ウイングのルックマンや、右ウイングの息子のジュリアーノ・シメオネをベンチに下げた。終盤は攻め込む時間がより多くなったが、決定機がありながら押し切ることはできなかった。そして結果的に苦杯をなめた。
レアル・ソシエダードのマタラッツォ監督が試合後の会見で、勝利のポイントとして「攻撃面ではリスクを冒さず、カウンターをあまり許さないこと。守備面で良い仕事をして、(ジュリアーノ)シメオネとルックマンの突破を抑えることが重要だった」と振り返った。
その言葉を借りるなら、Rソシエダードの守備陣にストレスをかける意味で、シメオネ、ルックマンはもっと時間を引っ張って起用して良かった。
シメオネ監督は会見でルックマンを下げた理由を問われると、こう回答した。
「セルロートをセンターフォワードに起用すれば、より多様な攻撃が可能になり、フリアンがルックマンの役割を担えると考えたんだ。その後、バエナを左サイドに配置した。私はその交代をそのように解釈している」
フィジカルの問題は一切理由にしなかったが、強行日程は勝負に影響したことは間違いなさそうだ。

