レアル・マドリードがブラジル代表MFカゼミロ(30)の移籍でマンチェスター・ユナイテッドと合意したことを19日に発表した。

スペイン紙アスによると、契約期間は26年までの4年間で、さらに延長オプションが付くとのこと。移籍金は7200万ユーロ(約100億8000万円)+出来高1300万ユーロ(約18億2000万円)になると伝えている。

RマドリードはカゼミロがマンチェスターUに狙われていることを知った後、代役探しに動き、その候補としてニューカッスルのブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスが挙げられていた。しかし同紙によると誰も獲得しない可能性が高いとのことだ。

また、アンチェロッティ監督は19日、セルタ戦に向けた記者会見に出席した際、カゼミロが退団した場合について問われるも、モドリッチ、クロース、バルベルデ、カマビンガ、チュアメニ、セバージョスという優秀なMF6人がいるため、大きな問題がないことを強調していた。

カゼミロは13年1月にサンパウロから期限付き移籍でRマドリードのBチーム、カスティージャに加入した。その半年後、移籍金650万ユーロ(約9億1000万円)で完全移籍を果たし、14―15年シーズンに期限付き移籍でポルトに所属した後、15―16年シーズンよりRマドリードの主力選手として活躍した。

Rマドリードで公式戦通算336試合に出場し、31得点26アシストを記録。その間、欧州チャンピオンズリーグ5回、クラブワールドカップ3回、UEFAスーパーカップ3回、スペインリーグ3回、国王杯1回、スペイン・スーパーカップ3回の計18タイトルを獲得している。(高橋智行通信員)