U-20(20歳以下)FIFAワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会は20日(日本時間21日未明)に開幕する。

前回大会優勝のウクライナが不出場。今大会は南米のブラジル、欧州のイングランド、アフリカのセネガルと各大陸王者が優勝候補に挙げられる。最多6度の優勝を誇るアルゼンチンは開催国として出場。元アルゼンチン代表MFのマスケラーノ氏が監督を務める。

南米王者のブラジルは既にA代表デビューを果たしているMFアンドレイ・サントスが主将としてチームをけん引。今年1月にイングランド・プレミアリーグのチェルシーに完全移籍したが、労働許可証を取得できなかったため、現在は古巣のバスコ・ダ・ガマに期限付き移籍している。U-20南米選手権でも得点王。背番号5のセントラルMFは今大会注目の1人だ。

昨年のU-19欧州選手権を制したイングランドはチェルシーのMFチュクエメカがメンバー入り。所属クラブから出場を許可されなかった若き才能も多く、イングランドと同じE組のウルグアイはレアル・マドリードのFWアルバロ・ロドリゲスが不参加となった。

アフリカ王者のセネガルも優勝候補か。FWサンバ・ディアロ(ディナモ・キーウ)は注目で、がっちりとした体格のサイドアタッカー。FIFA公式サイトは「セネガルの傑出した10番、マネ(バイエルン・ミュンヘン)に似ている」と紹介していた。

日本はそのアフリカ王者と21日(日本時間22日)の1次リーグ初戦で対戦。3大会連続の出場となる日本はベスト16入りした2017、19年大会に続く決勝トーナメント進出を目指す。