【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)はホームのカディス戦に先発出場し、1-0の後半21分までプレーした。チームは2-0で勝った。ホームでの勝利は昨年11月のセビリア戦以来、約4カ月ぶり。アルグアシル監督は「いつも我々とともにいてくれた」とホームのサポーターに感謝した。

会見の主な一問一答は次の通り。

-カディス戦について

まず私が感じているのは、特にサポーターに対しての満足感だよ。というもの我々が長い間勝てていなかったにもかかわらず、彼らはいつも我々とともにいてくれたからだ。とても重要な勝ち点3を獲得して祝うことをほとんど忘れかけていた。再びホームで勝てたことはとてもうれしいし、しかもグラナダで勝利した後だった。チームは今日、フレッシュな状態であればあるほど、より簡単に連係してチャンスを生み出せるということを見せられたし、ホームで勝てなかった流れを断ち切ることができた。

-チームがベストの状態に近づいたことについて

我々は悪い流れから来ていたが、その中にも良い試合もあったと思う。今日は選手たちがフレッシュだったのは事実であり、その方がはるかに楽だ。だからこそ我々は好きなようにプレスをかけることができたし、アトレチコ・マドリードに勝利したばかりの簡単ではないチームに対して多くのチャンスを生み出せたのは、おそらくそのためだ。したがって我々はこれまで自分たちがやってきたことに大きな価値を与えなければいけないが、フレッシュな状態ならチャンスを作り出すのはより簡単だ。

-素晴らしいパフォーマンスを発揮したブライス・メンデスについて

ベストな状態だったということに同意するよ。開始10分以降、ピッチで楽しんでいたと思うが、これまで何よりも蓄積された疲労のせいで、彼にとって難しいことだった。敵陣で相手にプレスをかけ、常に自分たちのやりたいプレーをするのは簡単ではないし、それを3日おきにやるのは非常に難しい。今、欧州チャンピオンズリーグで勝ち残っているチームでさえ、そんなことはできない。したがって先ほど話したように、フレッシュな状態なら、ブライスのような選手が今シーズンずっと見せてきたレベルのプレーを再び披露するのははるかに簡単だ。