カディス戦で先発復帰したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)について、先制ゴールの起点になったものの、クラブの地元紙は「ほとんど何もうまくいなかった」と、やや低く評価した。

Rソシエダードは15日にスペインリーグ第29節カディス戦をホームで迎え、ミケル・メリーノとザハリャンのゴールで2-0の勝利を収めた。

その中で、フィジカル面の問題により前節グラナダ戦で出番のなかった久保が先発復帰。いつも通り4-3-3の右ウイングでプレーしたが、相手の徹底したマークに苦しみ、自由にプレーできなかった。

それでも28分に先制点の起点となる。CKを素早くニアポストに送ると、オヤルサバルがヒールで流し、ミケル・メリーノがゴールを記録。その後、後半21分にザハリャンとの交代でピッチを去った。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアは、この日の久保について「今回は彼の夜にはならず、ほとんど何もうまくいなかった。先制点のCKを蹴った」と評して5点(最高10点)をつけた。

ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ、オヤルサバルがチームトップの8点だった。続いてレミーロ、スビメンディが7点、トラオレ、ル・ノルマンが6点で続き、スベルディア、ハビ・ガラン、ティアニーが久保と並ぶ5点だった。

ベッカーがチームワーストの4点。ザハリャン、アンドレ・シウバ、トゥリエンテス、マグナセライアは採点なしだった。

久保のリーグ成績は22試合(先発20試合)1753分出場で7得点3アシスト。クラブは29試合で12勝10分け7敗の勝ち点46。6位の座をキープしている。

Rソシエダードは次節、国際Aマッチ期間明けの31日にアラベスと敵地で対戦する。(高橋智行通信員)