日本代表主将でMF遠藤航(31)が先発フル出場したリバプールは、延長戦まで及んだ120分の死闘の末、マンチェスター・ユナイテッドに競り負け、クロップ監督の4冠の夢は途絶えた。

遠藤は中盤の底で先発。遠藤は0-1の前半37分、高い位置で相手のボールを奪取し右サイドのエジプト代表FWサラーへパス。さらにペナルティー内に走り、サラーの折り返しのパスを受けシュート。ネットを揺らしたが、VAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)の判定の末、遠藤のパスを受けたサラーの肩が出ておりオフサイドで得点は取り消しになった。その後、前半44分にMFマカリテル、前半アディショナルタイムにサラーの得点で勝ち越し前半を2-1で折り返した。

勝利が見えてきた後半43分に失点し、2-2のまま勝負は延長戦へ。延長前半15分にリバプールはトュウ出場のFWエリオットのゴールで勝ち越すが、延長後半7分、同じ16分に失点し3-4で敗れた。

今季でクロップ監督が退任するリバプールはカバラオ杯を制し、FA杯、リーグ戦、欧州リーグ(EL)でタイトルの可能性を残していた。FA杯で敗退し、4冠はなくなった。