バルセロナのシャビ監督(44)がアトレチコ・マドリード戦後、「おそらく最も完成度の高い試合だった」と満足感を示した。

バルセロナは17日、スペインリーグ第29節でAマドリードと対戦。ホームで今季のリーグ戦無敗を誇る相手に、Aマドリードからの期限付き移籍で所属しているジョアン・フェリックスが前半に先制点を挙げた。後半に入り、レバンドフスキとフェルミン・ロペスが追加点。3-0の圧勝を飾り、ジローナを抜いて2位に浮上した。試合後のシャビ監督のインタビューをスペイン紙マルカが伝えた。

指揮官はAマドリード戦を振り返り「おそらく最も完成度の高い試合だった。ナポリ戦と似たような試合だったよ。我々はゲームをよく理解し、ロベルト(レバンドフスキ)はとても積極的だったし、フェルミン、ジョアンなどでスペースをうまく攻撃した。我々の方法論とプレーの哲学にとって理想的な試合だった」と分析した。

レッドカードを出された理由については、「第4審判にジャスチャーが原因で退場になったと言われたよ。しかし、私は全く何も言っていないし、敬意を払おうと努めている。ジェスチャーをするのは私が情熱的だからであり、チームの勝利を望んでいるからだ。あの退場は不必要でアンフェアなものだったが、受け入れなければならない」とした。

残り9試合で首位Rマドリードと勝ち点8差の状況下でのスペインリーグ優勝の可能性については、「我々はバルサだ。ここでは誰も気を抜いたりはしない。Rマドリードにさらにプレッシャーをかけ、スペインリーグと欧州チャンピオンズリーグという、最も重要な残された2タイトルのために最後まで戦い抜くつもりだ。彼らがいつつまずくかを考えてないし、我々次第ではない。勝ち点8は大きな差だ。しかし直接対決が残されている。難しいだろうがトライしていくよ」と力を込めた。(高橋智行通信員)