バルセロナのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)が、所属元のアトレチコ・マドリード戦後、「スタンドのサポーターは僕がここにいた時に起こったことを知らない」とブーイングに反論した。

ジョアン・フェリックスは17日、アウェーで行われたスペインリーグ第29節で期限付き移籍元のAマドリード相手に先発出場。前半38分に先制点を挙げ、3-0の圧勝を飾ったチームに大きく貢献した。試合後、ESPNブラジルのインタビューに答え、Aマドリードに対するこれまでの発言や振る舞いにより、ボールを持つたびに所属元のサポーターから激しいブーイングを受けたことについて言及した。

「スタンドのサポーターは僕がここにいた時に起こったことを知らない。見ての通り、僕が古巣のチームメートと仲が悪いと外で言われているのは事実ではないんだ。見て分かると思うけど、僕は立ち止まってサムエウ(リーノ)やレマルと話をした」

「みんなが僕を抱擁し、話をするために来てくれたし、僕の調子や家族の様子などを聞きに来てくれた。僕も彼らも、お互いに何もぶつかり合うものはない。外の人たちは中で何が起こったかを知らないんだ」

またジョアン・フェリックスはAマドリード戦について、次のような感想を話した。

「僕たちはこのスタジアムで、お互いをよく知る守備の堅いチーム相手にアウェーで3ゴールを挙げ、ほぼ完璧な試合をした。ディフェンス、中盤、前線と、すべてがとても良かったよ」。(高橋智行通信員)