スペインサッカー連盟が過去の不正契約により捜査を受け、逮捕者が出ていることを20日にスペイン各紙が一斉に報じた。

スペインサッカー連盟(RFEF)は現在、過去5年間に交わした様々な契約、特にサウジアラビアで20年から開催(※21年大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりセビリアで開催)されているスペイン・スーパーカップの契約に関して、不正取引を疑われており、20日から治安警備隊の中央作戦部隊(UCO)の捜査を受けている。

同紙によるとこの捜査は、マハダオンダ(マドリード州)の第4予審裁判所が汚職・組織犯罪対策検察庁と連携して指揮しているとのことだ。現在ドミニカに住んでいるRFEFの前会長ルイス・ルビアレス氏のグラナダにある自宅を含む十数箇所が捜査対象になっており、すでに7人の逮捕者が出ているという。

逮捕者として、RFEFの法律顧問兼人事部長のペドロ・マヌエル・セグラ氏や、外部法律顧問でルイス・ルビアレス氏が信頼する人物であるトマス・ゴンサレス・クエト氏などの名前が報じられている。(高橋智行通信員)