バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(61)が、レアル・マドリードへの今夏加入間近と報じられるパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペについて、「確実にロッカールームをゆがめることになる」と警鐘を鳴らした。

21日にスペイン紙ムンド・デポルティボの独占インタビューに答えた。エムバペがRマドリードに実際に加入した場合、うらやましいかという質問を受け、「全くだ。それに彼らが獲得するかどうかは分からない。様子を見てみないと」と完全否定した。

続けて、「私は(エムバペの移籍に関する)情報を持っていないし、ただの直感だが、Rマドリードは問題を抱えている。(実際にエムバペが加入した場合)彼らは選手を売らなければならなくなるだろう?なぜなら2人が同じ場所でプレーするわけにはいかないし、どちらも非常に注目されている選手なのだから。そして(年俸に関する)数字について言及すると、そのことは確実にロッカールームをゆがめることになる」とした。フランス代表のエース加入が、ピッチ内外において、Rマドリードに大きな問題をもたらすことを強調した。(高橋智行通信員)