ブラジルがアウェーでイングランドを1-0で下し、ドリバウ・ジュニオール監督の初陣を白星で飾った。途中出場の17歳FWエンドリッキ(パルメイラス)が後半35分に決勝点。「聖地」ウェンブリー競技場で17歳246日でのゴールは男子の最年少得点記録となった。

17歳の超新星が代表初ゴールを挙げて王国の連敗を3で止めた。相手の最終ラインの背後にFWビニシウス(レアル・マドリード)とともに抜け出し、まずはパスを受けたビニシウスが右足でシュート。これはGKピックフォード(エバートン)にセーブされるが、そのこぼれ球に素早く反応したエンドリックが左足インサイドで押し込んだ。

喜びを爆発させたアタッカーはブラジル代表としてもペレ、ロナウドらに続く史上4番目の年少得点。「ゴールを決めることだけ。それしか考えていませんでした。試合のことは何も考えられませんでした」と言った。

16歳でレアル・マドリードと契約した逸材。移籍金は出来高を含めると推定6000万ユーロ(約96億円)に達する。18歳未満の国外移籍を認めない国際サッカー連盟(FIFA)の規定により、18歳になる今年7月にブラジルからスペインへ渡る。