レアル・ソシエダードのスリナム代表FWシェラルド・ベッカー(29)にアヤックスが興味を持っているとスペイン紙アス電子版が24日に報じた。

ベッカーは今年1月、出場機会を求めてウニオン・ベルリンから移籍金270万ユーロ(約4億3200万円)、26年6月30日までの2年半の契約でRソシエダードに完全移籍した。それ以降、まだ本領発揮しているとは言えないものの、同紙によると来季に向けて、すでにいくつもの欧州クラブが興味を示しているとのことだ。そしてアヤックスがその1つであるという。

ベッカーはアヤックスの下部組織育ち。Bチームまでステップアップしたものの、トップチームに昇格できず、同じオランダのズウォレ、デン・ハーグを経て、19年夏にウニオン・ベルリンに加入した。

ベッカーはアヤックス移籍の可能性に関して、24日にマルティニーク代表と対戦した後、「正直なところ、アヤックスは何人かの選手を補強し、クオリティーを高める必要がある。でも僕はRソシエダードで、スペイン代表でプレーする中盤の選手たちと一緒にプレーしている。アヤックスはいつでも僕に声をかける可能性があるし、今後どうなるか様子を見てみよう」とコメント。現状に満足しつつも、古巣復帰の可能性を否定しなかった。

(高橋智行通信員)