なでしこジャパンのINAC神戸FW大野忍(28)が28日、都内でフランス1部リーグのリヨン移籍会見を行った。

 女子欧州CL連覇や、11月の国際女子クラブ選手権でINAC神戸を破って優勝した強豪クラブ入団へ「対戦した時にすばらしい選手が多くて、自分が入ったらどういかして、どういかされるのか、やってみたいと思った。リヨンのダイナミックなプレーの中で、アクセントを加えたい」。ロンドン五輪フランス代表12人や、スウェーデン代表FWシェリンらを擁するスター軍団の中で、持ち味のスピードや技術でのレギュラー獲得に自信の表情を見せた。

 同席したINAC神戸・文弘宣会長は「大野選手が欧州に認められて移籍することは、神戸から世界へという世界戦略の第1歩。本人にとってもINACにとってもリヨンは最良なクラブだと思う。間違いなく中心選手としてやってくれると確信している」と話した。