史上3チーム目の連覇を目指すアルゼンチン(FIFAランキング1位)はオーストリア(同24位)を2-0で下し、2連勝で勝ち点6として決勝トーナメント進出を決めた。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(38)が2ゴールで、W杯通算得点を単独最多の18点に伸ばした。
エースは前半9分にPKを失敗しても動じなかった。W杯でPK失敗は3大会連続3度目となったが、同38分に左からの折り返しを左足ダイレクトで蹴り込んで先制し、単独で史上最多となるW杯通算17得点とした。後半終了間際にも左足でねじ込んで追加点を奪い、通算18得点に伸ばした。
「PKを外して非常に腹が立った瞬間もあったけど、それを挽回(ばんかい)することができた」。
通算13得点で迎えた6度目のW杯。初戦のアルジェリア戦でいきなり大会最年長ハットトリックをマークし、歴代1位のミロスラフ・クローゼ(ドイツ)に並んだ。記録更新がかかった一戦で「神の子」と称される史上最高のフットボーラーは2ゴールを追加し、ストライカーとしての頂点に立った。
24日に39歳の誕生日を迎えるメッシは、前回の2022年カタール大会決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)から4試合連続ゴールをマークして初優勝を果たしたが、今大会は1次リーグ初戦から2試合連続ゴールで、大会をまたいで6試合連続ゴール。1958年大会のフォンテーヌ(フランス)と1970年大会のジャイルジーニョ(ブラジル)のW杯個人連続試合ゴール記録にも56年ぶりに並んだ。
チームを勝利に導いた主将は「何よりもまず、勝利したことを心からうれしく思います。非常に重要な勝利になった。厳しい戦いだったが、懸命に努力して勝ち取った。これから待ち受ける試合に向けて落ち着きを取り戻せる勝利になったと思う」と振り返った。
さらに希代の名手は「今大会はどの試合も非常に拮抗(きっこう)していて、白熱している。この瞬間を楽しんでいるし、チームメートと喜びを分かち合いたい」と連覇を見据えた。
◆通算最多得点歴代ランキング(日本時間23日のアルゼンチン-オーストリア戦終了時)
(1)メッシ(アルゼンチン)18得点
(2)クローゼ(ドイツ)16得点
(3)ロナウド(ブラジル)15得点
(4)エムバペ(フランス)14得点
(4)G・ミュラー(西ドイツ)14得点
(6)フォンテーヌ(フランス)13得点
(7)ペレ(ブラジル)12得点
(8)コチシュ(ハンガリー)11得点
(8)クリンスマン(ドイツ)11得点


