北中米ワールドカップ(W杯)で大活躍したカボベルデGKボジニャ(40)に新たな栄誉がもたらされた。新種のウミウシが同GKの名前にちなんで命名されることになった。英BBCが報じた。

カリブ海で生物学者のヘスス・オルテア氏によって発見された小さな赤い軟体動物が、小国の快進撃の立役者となった40歳のスター選手にちなんで名付けられた。その学名は「アルディサ・ボジニャ(Aldisa vozinha)」という。

カボベルデは、W杯に出場した国の中で史上2番目に小さな国だ。1次リーグを突破し、決勝トーナメント1回戦で前回王者のアルゼンチンを大いに苦しめたが、延長戦の末に2-3で敗れた。

1次リーグで欧州王者のスペインとスコアレスドローを演じ、W杯での歴史的な初勝ち点獲得をもたらしたのは、ボジニャの英雄的な活躍によるところが大きかった。

新種のウミウシの発見をまとめたレポートの中でオルテア氏は、ボジニャの「際立った役割」を記念したかったと述べるとともに、それが「ラ・ロハ(赤)」の愛称を持つチーム(スペイン代表)を相手にしたものであったことを指摘している。

レポートには「彼に捧げられたこの種の赤色は、その偉業を思い起こさせるものである」と、付け加えられている。

その試合でのボジニャのパフォーマンスにより、5万人だったインスタグラムのフォロワー数は、NFLのレジェンドであるトム・ブレイディなどをしのぐ1740万人へと膨れ上がった。

オビエド大学の名誉教授であるオルテア氏は、カボベルデ周辺海域での研究が認められ、2023年にこの島国から功労章を授与されている。

しかし、75歳のサッカーファンである同氏が、自身の持つ情熱を融合させたのはこれが初めてではない。

オルテア氏は以前にも、コスタリカで発見された新種に、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマン、ノッティンガム・フォレストなどでプレーした同国の元ゴールキーパー、ケイロル・ナバスの名を冠している。

また、スペインのチームであるスポルティング・ヒホンのチームカラーと同じ色をした小さな生物は、同クラブの元ストライカーであるキニにちなんで名付けられた。