[ 2014年2月7日19時54分 ]公式練習で舞う鈴木(撮影・井上学)

 ソチの会場は、昨季のグランプリ・ファイナル以来となる。

 現地入り後の初練習を行った鈴木明子(28=邦和スポーツランド)は「ここでファイナルを終えて(ソチ冬季五輪への)気持ちが固まった。心に残るスケートができればいい」と、2度目で集大成の五輪に気持ちを高ぶらせた。

 前回のバンクーバー五輪は8位。「4年前は突っ走っていったけど、今は落ち着いている」と成長を口にした。移動で2日間氷に乗れなかったため「体は動いていない」と話したが、7日の公式練習では2回転半-3回転のジャンプを決め、疲れを感じさせなかった。

 ソチ入りした6日には新種目の団体で、男子とペアのSPに声援を送った。団体で主将に任命された日本フィギュア勢で最年長28歳のベテランは「みんながいい演技をできるよう、雰囲気が良くなるように気をつけたい」と意気込んだ。自身も団体は女子フリーでの起用が濃厚だ。「最後の五輪」で、スケート人生の全てをぶつける。