リオデジャネイロ五輪女子マラソン代表の福士加代子(34=ワコール)が「日本記録挑戦会兼住友電工杯」の女子5000メートルに出場した。

 五輪後初レースで、結果は16分17秒73の4位。自身が05年に出した日本記録14分53秒22からは約1分半遅れる記録だが「今日はとりあえず走ろうと思っていた。今が(現時点で出せる)最高で、どんどん良くなる。マラソンのダメージ? ないかなあ? ある? 全然あるか」といつもの明るい“福士節”を披露した。

 スタートからは中盤に位置し、徐々に先頭集団へ。ノーリツの岩出玲亜、井上藍と3人でレースをけん引した。3000メートル手前辺りから引き離されたが、レース後も笑顔は健在。「目の前のことを楽しんでま~す」と充実感を漂わせた。