兵庫が2時間15分28秒で、14年ぶり4度目の優勝を飾った。

 前半こそ出遅れた兵庫だったが、6区(4・0875キロ)で37秒差の2着でタスキを受けた後藤夢(西脇工高)が、区間賞となる12分56秒の快走でトップの長崎に2秒差と大接近。続く7区の樽本知夏(須磨学園高)が長崎・吉塚有紀子(川棚高)を0・8キロ付近でとらえ、ついに首位に躍り出た。

 その後の8区で石松愛朱加(浜の宮中)がリードを広げると、最終9区を福田有以(豊田自動織機)が危なげなく逃げ切った。

 榎本監督は「14年ぶりは長かった。昨年も優勝を狙っていたので、そのリベンジを果たせました」。また、福田は「(アンカーは)プレッシャーを感じました。初めての優勝なので、とてもうれしいです」と満足そうに微笑んだ。

 京都は2位で2連覇はならなかった。