日本陸連は6日、都内で会見し、さいたま国際マラソン(来月8日)の招待選手を発表した。

国内は17年世界選手権代表の清田真央(25=スズキ浜松AC)16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表の伊藤舞(34=大塚製薬)下門美春(28=埼玉陸協)らが名を連ねた。2時間29分以内で日本人3位以内か、同28分以内で同6位以内ならば20年東京オリンピックの代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得する。

会見に出席した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は「東京オリンピックにつながっている大会。世界の選手と互角に戦う走りをして欲しい」とMGCの権利を狙うだけでなく、2度目のマラソンで2時間19分53秒を出したワークネシュ・デベレ(28=エピオピア)らの世界の強豪と競り合うことを期待した。コースはアップダウンがあり、風の影響も受けやすい場所もある。「タイムは悪くなると思う」と話した上で「オリンピックもMGCもタフなレースになる。いろんなプレッシャーもある。どんなところも自由自在に走れる選手が出て欲しい」と口にした。