陸上のセイコー・ゴールデングランプリ（GGP、日刊スポーツ新聞社共催）は23日に東京・国立競技場で開催される。来夏の東京オリンピック（五輪）のメインスタジアムとなる舞台で、地元五輪での飛躍を目指す国内トップ選手が火花を散らす。特に注目は男子100メートル。桐生祥秀（24＝日本生命）山県亮太（28＝セイコー）ケンブリッジ飛鳥（27＝ナイキ）小池祐貴（25＝住友電工）多田修平（24＝住友電工）ら9秒台が期待できる豪華メンバーが集う。

小池は昨年7月、9秒98を出し、日本人3人目の9秒台スプリンターとなった。2年前のジャカルタ・アジア大会では本職と位置付ける200メートルで20秒23をマークし、金メダルを獲得した。近年に急激な右肩上がりの成長を示す。それに伴い、周囲からの注目度が上がり、少し戸惑った時期もあるが、目の前の課題に集中する。活躍を期待された昨秋の世界選手権（ドーハ）では本来の力を出せず、100メートル、200メートルともに予選敗退した。いいイメージを取り戻し、昨年のセイコーGGPでマークした10秒04を超えていきたい。

大会はTBS系列全国ネットで23日午後3時から生中継される。