青森山田が5年連続26度目のアベック出場で全国上位を目指す。

男女ともに全員区間賞で県予選を突破。2時間7分50秒で5連覇した男子は、同校が持つ都大路での県最高記録(2時間4分39秒=09年3位)更新を狙う。

全国経験者3人を擁する。1年時から2年連続全国4区の青木洸生と昨年全国7区の村上大樹主将の3年2人がチームを引っ張る。県予選は平凡な記録にとどまったが、2人を入れ替えた東北大会は2時間5分7秒の好記録で準優勝した。2区村上主将が区間賞で首位を奪い、昨年の全国3区ジョー・キアリエ(2年)に代わって出場したケニア人留学生ジョセフ・ムイガイ(1年)も区間賞で駅伝デビューを飾った。最終7区で逆転されたが6区まで首位をキープ。OB河野仁志監督(42)は「もっと粘りのある走りができるようにスタミナをつけさせたい。全国でも(2時間)4~5分台を目指したい」と、5年連続で全国入賞した11年5位以来9年ぶりの「5分台復活」に期待する。

7月の県選手権で男子ジュニア3000メートルを大会新で制した熊谷修也や双子の近藤海旺、玲旺兄弟の1年生たちも伸び盛りだ。チーム内競争は最終オーダー提出直前まで続く。昨年4区で6人抜きを演じた青木は「今年は前で流れを作りたい」と、1区争いに名乗りを上げた。【佐々木雄高】