第98回箱根駅伝予選会が23日、開催される。スタートは午前9時35分。41校が参加し、10校を選出する。

すでに出場権を獲得している10校を含め、来年1月の本戦は21チームで行われる(関東学生連合チームを含む)。有力選手など、今回の箱根駅伝予選会に関するQ&Aをまとめた。

20年10月、箱根駅伝予選会でスタートする選手たち
20年10月、箱根駅伝予選会でスタートする選手たち

Q 予選会への参加資格は

A 本年度の関東学生陸上競技連盟男子登録者で、予選会及び本大会出場回数が通算4回未満の選手(エントリー時点で出場とみなされる)。また、各校エントリー者全員が19年1月から申し込み期日の21年10月10日までに、1万メートル34分以内のトラックでの公認記録を持っていることが条件です。別加盟の大学院の選手は、学部での出場回数に関係なく新たに4回まで出場できます。


Q 会場はどこで、どれくらいの距離を走る

A 東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地を午前9時35分に一斉スタート。駐屯地内を周回する形で実施され、ハーフマラソン(21.0975キロ)で競います。


Q 選考方法は

A 各校上位10人の合計タイムで10校を選出。合計タイムが並んだ場合、各校上位10人の合計順位が少ない大学が上位となります。さらに並んだ場合は、各校最上位選手の順位が上位の大学が権利を得ます。エントリーは10人以上14人以下で、当日実際に走れるのは、12人まで(10人以上)です。


Q 本戦には何チーム出場する

A 本戦にはシード10校、予選会を突破した10校、関東学生連合の計21チームが参加します。


Q 関東学生連合チームとは

予選会を通過できなかった出場校の記録上位者を中心に編成します。関東インカレの5000メートル、1万メートル、ハーフマラソンの成績も多少考慮されます。


Q 予選会の展望と有力選手は

A 昨年予選会の日本人2位だった吉居大和(2年=仙台育英高)を擁する中大、前回本戦経験者が多く、層が厚い明大を軸にしたレース展開が予想されます。73回連続本戦出場中の日体大の出場権獲得にも注目です。

注目選手は吉居のほか、前回本戦1区で区間賞を獲得した法大の鎌田航生(4年=法政二高)。さらに、前回本戦MVPを獲得した東京国際大のヴィンセント・イエゴンと同じ名前を持つ、国士舘大のケニア出身留学生ヴィンセント・ライモイ(4年)は1万メートル27分39秒80と相当速いです。28分9秒24の好記録を持つ明大の鈴木聖人(4年=水城高)の走りも注目されます。