第98回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に向けて順大が14日、オンライン取材会を行った。

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今季の順大は駅伝シーズン初戦の出雲駅伝で10位に終わるも、続く全日本大学駅伝では2001年以来の3位に食い込んだ。「箱根駅伝で総合優勝を目指す」と主将の牧瀬圭斗(4年)が語る目標を達成する上で、鍵を握るのが東京オリンピック(五輪)3000メートル障害で7位入賞を果たした三浦龍司(2年)だ。出雲駅伝は欠場にしたが、全日本大学駅伝では2区を任され10人抜きの好走。31分30秒の区間賞を獲得し、トップでたすきを渡した。

東京五輪を経験し「国際大会を踏んだことで大会に向けてメンタル面で余裕が生まれた」と語る三浦。前回1区(21・3キロ)を任され、大会直前のけがでコンディション不良となり区間10位に終わった。その悔しさを今も持ち続けるからこそ「1区でリベンジというより、再チャレンジがしたい」と力強く語った。

そして「今回は順調に練習できて、距離の耐性や気持ちの面でもうまくいっている」と話し、充実のシーズンを送る中で迎える2回目の箱根。「全日本から手応えも出てきている。20キロを終えた後の残りを走りきれるよう強化しているので、うまく調整できれば区間賞を狙える」と自信をのぞかせた。