3区(13・6キロ)で旭化成の相沢晃が驚異的な8人抜きを達成し、2位に浮上した。区間新記録の37分9秒だった。

東京五輪1万メートル代表の相沢は、今回がニューイヤー駅伝デビュー。10位でタスキを受けると、最初の5キロを13秒19で走破し、この時点で5人抜き。さらに爆走し、前を行く3選手を次々とかわした。1キロ平均にならすと、2分43秒という世界基準のスピードだった。

三菱重工が1位通過。20歳の林田洋翔が5位から4人をかわし、相沢が後方から追いかけてくる中、リードを守った。林田も区間新記録の37分17秒の快走だった。なお、この区間は相沢を筆頭に7人が区間新記録というハイレベルな戦いとなった。

3位はトヨタ紡織が続いた。連覇を狙う富士通は11位。