今大会初めて青学大に区間賞をもたらしたのが7区(21・3キロ)の岸本大紀(3年)だった。1時間2分39秒の好記録で区間賞を獲得した。

「皆がいい流れでつないできた。自分も継続して、その流れを強くした。満足している」。

【箱根駅伝復路】ライブ速報>>

1年だった20年96回大会でエース区間の2区で箱根デビュー。区間5位の好走で、1区7位からチームを首位に導いた。しかし昨季は右太ももを故障し、今季も夏場に左脚を疲労骨折。箱根駅伝への出場は絶望視された中、祖父母の励ましに力をもらい、回復に努めた。

「(箱根の)1カ月ほど前から走り始めたばかり」。昨季は完全に棒に振ったが、帰ってきた「駅伝男」が、その悔しさを7区の区間賞で晴らした。