陸上男子短距離日本代表のディレクターを務める土江寛裕氏(48)が2日、都内で会見を行い、世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)で400メートルリレーに出場するサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)について、2走で起用することを明言した。

土江氏は「(24年パリ五輪を2年後に控え)今年はいろんな挑戦ができる。そういう意味で、リレーはチャレンジしたい。(今後のリレーメンバーはサニブラウン)ハキームが中心の選手になると思うので、ハキームをどう使うか。2走は彼を一番生かせる」と説明した。

今大会の400メートルリレーメンバーはサニブラウン、小池祐貴(住友電工)といった代表経験が豊富な選手と、6月の布勢スプリントで日本歴代7位タイとなる10秒02をマークした坂井隆一郎(大阪ガス)、上山紘輝(住友電工)、柳田大輝(東洋大)、鈴木涼太(スズキ)といった初出場の選手が名を連ねた。1走はスタートが得意な坂井が起用される見通しとなっている。

サニブラウンは、個人種目では100メートルに出場する。現在は米国で調整を進めているため、この日、都内で行われた公式練習は不在だった。