“大迫効果”の手応えを実感し、監督も選手も感謝を惜しまなかった。

GMOインターネットグループ亀鷹律良監督は、3区を務めた大迫傑(31=ナイキ)について、大会に向けてチームを結束するために大きな役割を果たしてくれたと指摘した。

「(大迫が)来年も駅伝を走ってもいいと言ってくれた。この駅伝を盛り上げる上で非常に良いんじゃないかと思うので、本人と相談したい」と声を弾ませた。

4区の吉田〓(示ヘンに右)也は「自分の行動によって多くの選手に影響を与えてくれた」と8年ぶりの大会出場を決めた大迫の決断をたたえた。

21年夏に行われた東京オリンピック(五輪)前から一緒に練習する仲。日頃から大きな刺激を受ける存在で、その哲学にも影響を受ける。

「ただトレーニングをするのではなく、どんな意味があるか考えるようになった。一貫性を持って行うことが強さの秘密なんだな」としみじみと言った。

大迫はナイキ所属のまま昨年10月に「Playing Director(プレーイング・ディレクター)」に就任し、GMOインターネットグループに実業団登録。監督・コーチ陣と連携して指導・強化にあたりながら、8年ぶりに出場した。【平山連】

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