陸上の日本選手権20キロ競歩が19日、兵庫・神戸市六甲アイランド甲南大学西側20キロコースで行われた。前回王者の高橋英輝(30=富士通)は連覇を逃して2位となったが、世界選手権(8月、ブダペスト)代表には内定。「ホッとした」と笑みを浮かべた。

優勝した池田向希(24=旭化成)に16キロ付近まで並歩から徐々に離されて31秒差でゴールした。

1月の合宿で池田と練習を共にした。相手の進化したフォームを見ており、この日のレースは「想定通り」。代表内定が最優先のため「記録は何でもいいから2番でという気持ちだった」と明かした。

世界選手権は5回目の挑戦。「大会を経るごとに怖さもどんどん…。でも、まずは自分の力を出し切りたい」と話していた。