女子100メートル障害の東京オリンピック(五輪)代表の寺田明日香(33=ジャパンクリエイト)が同種目予選に臨み、全体2位となる13秒04(追い風0・8メートル)で決勝進出を決めた。

午後2時55分開始予定の決勝出場は「どうなるか分からない」としながらも、「走るのであれば、予選よりももう少し集中度を上げて、研ぎ澄まして走れたらいいなと思う」と見据えた。

スタートの合図に好反応し、前半から加速。雨が降りしきる中、後半でもスピードを保ち、2着に0・17秒差をつけた。「コンディションが良い時にボンとタイムを狙える体を作っておきたいなと思うので、1つ1つ大事に温めていきたい」と明るい声で振り返った。

寺田は24年パリ五輪出場を目標に据えており、今季は3月17日の関東学連春季オープン200メートルでシーズンイン。“本職”の100メートル障害でも順調なスタートを切った。

決勝に出走するとなれば、予選1位通過の福部真子(27=日本建設工業)や同4位の青木益未(29=七十七銀行)らとの対決にも注目が集まる。