1600メートルリレーは男女ともに新潟明訓が制した。女子でアンカーを務めた八木音々(3年)は「トップで(バトンを)もらったら絶対1位でゴールすると決めてた」と1度も先頭は譲らず、3分55秒29で優勝を決めた。

ラスト150メートルで1段階ギアを上げ、2位を2秒以上突き放す。「ラスト100メートルで足の回転が落ちなかったのが良かった」。ゴール直後、タイムを見た八木は右拳を突き上げ、仲間の元に駆けつけた。「これまでの最高タイムは4分0秒だったけど、決勝で5秒もタイムが上がって興奮した」と肩を組んで喜びを分かち合った。

八木は1600メートルリレーに加え、この日の200メートル、26日に行われた“本職”の400メートルでも優勝して、3冠を獲得した。「素直にうれしい。リレーで優勝できたのはみんなの絆です」と笑みがはじけっぱなしだった。【大島享也】