東京都の小池百合子知事(71)は20日、陸上世界選手権の視察で訪問しているブダペストで会見した。

19日にハンガリーに入り、各種目を観戦した。「男子110メートル障害の3人が素晴らしい戦いをしてくれた。その場を堪能させていただいている」と泉谷駿介ら日本勢の活躍に感銘を受けた。

25年に開催される東京大会への決意も口にした。ブダペスト大会に「素晴らしい大会」と敬意を表した上で「25年の東京大会も素晴らしい大会、良い環境ができるよう努めていきたい。ブダペストの経験や知恵を生かしていく」。子供対象の陸上を体験するイベントを予定していることも明かした。

コロナ禍で延期を余儀なくされ、無観客開催に終わった21年の東京オリンピック(五輪)についても触れ「2020大会でできなかったこともぜひ(25年の世界選手権で)アピールできれば」と話した。