男子100メートルの桐生祥秀(27=日本生命)が19日、オンラインで取材に応じ、23日から開幕する中国・杭州アジア大会に向け「しっかりとメダルに食い込みたい」と意気込みを述べた。

5月のセイコーゴールデングランプリの同種目予選で、左足のハムストリングを負傷。世界選手権(ブダペスト)の選考を兼ねた日本選手権の欠場を余儀なくされた。「完全に肉離れが治るまでほぼ1カ月半かかった」と明かした。

復帰から短期間での調整となっている。「この1週間でどれだけスピード練習をしていくか」とさらにギアを上げる。出国前に23日から行われる全日本実業団選手権にも出場するというハードな日程だが、「どれくらい走れるか。スピードを先週より出すという目標でやっていく」。

桐生にとっては国際大会の同種目出場は19年世界選手権(ドーハ)以来、約4年ぶりとなる。