陸上女子の新谷仁美(35=積水化学)が26日までに自身のSNSを更新し、マラソンの日本新記録樹立に再挑戦する意向を示した。

今月24日のドイツでベルリンマラソンでは2時間23分8秒で11位となり、野口みずきさんが05年に樹立した日本記録(2時間19分12秒)の更新を逃した。

新谷は25日、自身のインスタグラムを更新。「応援ありがとうございました。私の目標に対して沢山の方が協力してくださり、感謝しかありません」と謝意を示した上で「結果としては程遠いものになり、恥ずかしさと悔しさで昨日は部屋とお風呂の中で泣き叫びました。まだ完全には切り替えれることができていませんが、マラソンの日本記録更新という目標を諦めたくないので再度挑戦したいと思っています」とつづった。

また、26日にはX(旧ツイッター)も更新し「まだ切り替えることはできていませんが、日本記録更新という目標を諦めたくないので再度挑戦したいと思っています」と決意を表明した。

新谷は今年1月のヒューストンマラソン(米国)で日本歴代2位となる2時間19分24秒をマーク。野口さんの記録まで12秒に迫った。その後は来夏のパリオリンピック(五輪)を目指さない意向を公言。10月15日開催のパリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)の出場を辞退し、雪辱の舞台に懸けてきたが、ベルリンでの記録更新とはならなかった。