24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われ、2時間6分35秒のベスト記録を持つ細谷恭平(28=黒埼播磨)が27・9キロ地点で転倒して途中棄権した。

43人の第2集団の後方を走っていたが、集団の中で接触して転倒。座り込んだまま立ち上がることができず、係員の手を借りて側道に離れた。

細谷は21年福岡国際で2時間8分16秒の2位に入り、MGC出場権獲得第1号で、4大会連続の2時間10分切りと安定感があった。

今大会では男女上位2人が24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表に決定。代表枠は男女各3枠で、残る1枠は12月以降のMGCファイナルチャレンジを経て選出する。

細谷がパリ五輪の出場切符をつかむには、福岡国際マラソン(23年12月3日)、大阪マラソン(24年2月25日)、東京マラソン(24年3月3日)のいずれかで設定記録の2時間5分50秒を上回るタイムを残す必要がある。

なお、当該大会において設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位選手が代表に選出される。