東京オリンピック(五輪)代表の大迫傑(32=ナイキ)は、出場権が与えられる2位と5秒差の3位で、今大会でパリ五輪出場権を獲得出来なかった。

35キロ付近で独走していた川内優輝に追い付き、先頭集団を形成したが、優勝した小山直城のスパートについていけず引き離された。競技場内では2位の赤崎暁を猛追も及ばなかった。

前回の19年MGCと同じ3位に終わり「勝ち切るのは難しいかな」と悔しさをにじませた。「シンプルに優勝を狙っていましたし、それを可能なトレーニングをできた、っていう自信はあった」と振り返ったが、「選考レースというのはなかなか読めない。難しさを改めて感じた」と明かした。

パリ五輪のマラソン日本代表は男女各3枠。残る1枠はMGCファイナルチャレンジで決定する。福岡国際マラソン(23年12月3日)、大阪マラソン(24年2月25日)、東京マラソン(24年3月3日)のいずれかで設定記録の2時間5分50秒を上回るタイムを残す必要がある。この3レースで設定記録を上回る選手がいない場合は、今大会3位の大迫が代表権を得る。

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