福岡国際マラソンの大会主催者は、32キロ手前で競技者と大会車両が接触する事故が発生したと発表した。

レース後に大会ホームページを更新し「福岡国際マラソン2023における事故について」と題した報告文を掲載。「折り返し(32km手前)地点で、競技者と大会車両が接触する事故が発生しました。競技者は、接触後倒れこみましたが、再び走りはじめ、完走されております。なお、大会終了後、医師の診察を受け、病院に搬送し、右肘開放骨折(全治3ヶ月)との診断を受けております」と事故の内容を説明した。

続けて「大会主催者として、この件につきまして、弁解の余地はないと考えており、競技者に対し大変申し訳なく思っております。また、大会を応援していただく多くの皆様や関係の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、重ねて申し訳ございませんでした。以後、同じようなことが起こらないよう、安心・安全な大会運営を行ってまいる所存です」と謝罪した。

福岡国際マラソンは、24年パリ五輪男子マラソン代表の最後の1枠を争うマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)「ファイナルチャレンジ」の対象となる3レースの初戦。10月のMGCで途中棄権した細谷恭平(28=黒崎播磨)は2時間7分23秒で日本勢トップの4位に入ったが、設定記録(2時間5分50秒)には届かなかった。

【福岡国際マラソン】MGCファイナルC第1戦、細谷恭平は5分台ならず4位/詳細