箱根駅伝(来年1月2、3日)に2年ぶりに出場する中央学院大の取材会が19日、千葉県我孫子市で行われた。エース吉田礼志(3年)は「しっかり練習を消化できている。自信を持って走れる」と、順調さを強調した。

6月の全日本大学駅伝の関東地区選考会では熱中症のような症状に襲われ、まさかの失格。「申し訳ない思いしかなかった」と振り返る。その悔しさをバネに、10月の箱根駅伝予選会では日本人2位でゴール。2年ぶりの本戦出場に貢献した。

2年前の箱根駅伝では1年生にしてエース区間の2区を任されたが、思うような結果を残せなかった。今回も再び2区を走ることが有力視される。「最低でも区間5位以内を目指す。今の状態ならいけると思う」。チームにとって6大会ぶりのシード権獲得へ、原動力となる。

箱根駅伝を目標として入学したが、今では「ゴールではない」と言い切る。卒業後はマラソンでの五輪挑戦を見据える。今年8月のワールドユニバーシティゲームズでは男子ハーフマラソンで4位。「大学にいるうちから海外のレースに出場できて、良い経験になった」。世界へ羽ばたくべく、まずは箱根路で躍動する。

【箱根駅伝】チームエントリー発表! 23校一覧