来年元日の全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)に出場するGMOインターネットグループ陸上部が27日、決戦直前記者会見を開き、同部のEKIDENダイレクターを務める青山学院大(青学大)監督の原晋氏が「GMOわくわく大作戦!」を発令した。

原氏は大学駅伝に臨むたびに作戦名を発表するのが恒例。それをGMOインターネットグループでも踏襲することとなり、青学大が15年の箱根駅伝で初優勝した時と同じスローガンを用いた。原氏は「当時はワクワクしたんです」と8年前を回顧。「スポーツの世界、心理学の観点から、最後はワクワクしながら、心豊かに未来志向で頑張れば、成果が出るという論文も出ている。それを利用しました」と説明した。

同部には青学大OBの吉田祐也や岸本大紀らが所属している。「大学で終わるのではなく、その先の未来へ向け、世界へ飛びだすきっかけとなるニューイヤー駅伝へチャレンジしてほしい。ワクワクしながら走ってもらいたい」と期待。会の中盤には「GMOわくわく大作戦、スタート!」と力強く宣言した。

16年創部の同部は20年からニューイヤー駅伝に出場。初出場で5位に入り、以降は9位、9位、5位となっている。今大会は初優勝を目標に掲げている。

前回大会では東京五輪男子マラソン6位入賞の大迫傑(32=ナイキ)がプレイング・ダイレクターとしてチームに参画。3区(13・6キロ)で11人抜きの力走を見せ、区間2位となる37分57秒をマークした。