五輪2大会連続2種目出場の田中希実(25=ニューバランス)が1500メートルに出場し、4分5秒95で1着となった。

目標としていた自身の日本記録(3分59秒19)更新はならず。ラストスパートで思うように体が動かなかったといい「向かっていく気持ちはつくれていたが、まだ半信半疑だった。今季はずっとラストで足が止まってしまう」と唇をかんだ。

今月6日まで行われた日本選手権では1500、5000メートルで4年連続2冠を達成。両種目で9月の世界選手権東京大会の出場権をつかんだ。

その後は岐阜・御嶽山で調整していたが、日本選手権1500メートルの結果に心残りがあり「日本選手権のけりをつけたい」と急きょ出場を決意。ただこの日は日本選手権より1秒79遅れてのフィニッシュとなり「1500メートルの課題をクリアしないと、5000メートルでも走れない。4分を切れないと、タイムとしては納得いかない」と厳しく受け止めた。

今後は再び御嶽山へ戻り、20日のダイヤモンドリーグ(DL)第11戦(ロンドン)5000メートルに備える。2カ月後に迫る自国舞台へ「『私を見に来てください』と言えるように頑張りたい」と視線を向けた。【藤塚大輔】