昨年12月のバレンシアマラソンで日本新記録を打ち立てた大迫傑(34=リーニン)が、前日本記録保持者の鈴木健吾(30=神奈川・横浜市陸協)との日本人トップ争いを制し、2時間5分59秒の12位でゴールした。優勝は、壮絶なトップ争いを制したタケレ(エチオピア)が2時間3分37秒で2連覇を果たした。

男子マラソン 日本人トップでゴールした大迫(手前)と抱き合う日本人2位の鈴木(撮影・増田悦実)
男子マラソン 日本人トップでゴールした大迫(手前)と抱き合う日本人2位の鈴木(撮影・増田悦実)

大迫アッパレも20代が勝てず…28年ロス五輪黄信号 レジェンド瀬古利彦氏総括

なぜ?ペースメーカー遅れる異例事態 識者は気象の影響指摘「風が吹いていた」


◆男子レース経過 ※タイムは速報値

◆スタート 午前9時10分に東京都庁前をスタート。

東京マラソン2026 都庁前を一斉にスタートする選手たち(撮影・宮地輝)
東京マラソン2026 都庁前を一斉にスタートする選手たち(撮影・宮地輝)

◆1キロ 2分57秒で通過。

◆3キロ ペースメーカーの後ろに橋本龍一がつけ、第2集団に5秒ほど抜け出している。

◆4キロ 先頭の橋本から10秒ほど遅れた集団に大迫傑、鈴木健吾、太田蒼生らが追走している。

◆5キロ 橋本が14分34秒で通過。後方の第2集団とは10秒差。早大・工藤慎作は19秒差で第2集団の後方を追走。

東京マラソンに出場する早大・工藤(中央)ら(撮影・江口和貴)
東京マラソンに出場する早大・工藤(中央)ら(撮影・江口和貴)

◆7キロ 先頭の橋本と前回覇者のタケレら外国人選手が形成する第2集団の差は23秒。

◆10キロ 先頭の橋本が29分02秒で通過。ペースメーカーが外れ独走状態に。第2集団との差は26秒。大迫、鈴木らの第3集団との差は38秒。

10キロを過ぎ、先頭を独走する橋本(代表撮影)
10キロを過ぎ、先頭を独走する橋本(代表撮影)

◆折り返し 上野広小路=10・59キロ 橋本が独走。早大・工藤は変わらず第3集団の一番後ろを追走している。

◆13キロ 橋本はこの1キロ2分45秒とペースアップ。第2集団とは40秒、大迫、鈴木ら第3集団との差は1分に広がっている。

◆15キロ 橋本が43分25秒で通過。ゴール予想は2時間02分08秒と日本新ペースで独走している。第2集団は14人で橋本とは43秒差。第3集団とは1分10秒差。

◆17キロ 橋本と第2集団の差は変わらず43秒。大迫、鈴木らとの第3集団は1分15秒差。

◆18・2キロ 橋本と第2集団の差は35秒とわずかに縮まった。

トップで浅草雷門前を通過する橋本(撮影・小島史椰)
トップで浅草雷門前を通過する橋本(撮影・小島史椰)

◆20キロ 橋本が58分17秒で通過。ゴール予想は2時間03分00秒で日本新ペースは変わらず。14人の第2集団とはさらに縮まり32秒差。大迫、鈴木ら16人の第3集団とは1分16秒差。

◆中間点 橋本が1時間01分59秒で通過。

◆23キロ 第3集団から高田康暉、髙久龍が10秒ほど遅れ始めた。

◆折り返し 門前仲町=23・95キロ 橋本と第2集団の差は18秒に縮まった。第3集団との差は1分18秒。

◆25キロ 橋本が1時間13分08秒で通過。10人で形成する第2集団との差は12秒。日本人2位集団は大迫、鈴木、太田、近藤亮太、工藤の5人で先頭とは1分13秒差。

◆26・8キロ 橋本が第2集団に吸収され15人の集団に。

26キロ過ぎに集団に吸収される、先頭を走っていた橋本(右)(代表撮影)
26キロ過ぎに集団に吸収される、先頭を走っていた橋本(右)(代表撮影)

◆28・3キロ 橋本は先頭集団から遅れ、28秒差がついた。日本人2位集団は先頭と1分10秒差。

◆30キロ タケレら9人の先頭集団は1時間28分02秒で通過。日本人トップ橋本は50秒差の12位。日本人2位集団5人と橋本の差は26秒に縮まってきた。

◆32・1キロ 集団から抜け出した鈴木が日本人トップの橋本をとらえる。太田は大迫、近藤、工藤から遅れ始めている。

◆34キロ 鈴木に大迫、近藤、工藤が追いつき日本人トップは4人の集団に。

35キロ付近を集団で走る(右2人目から)鈴木、大迫、工藤、近藤(代表撮影)
35キロ付近を集団で走る(右2人目から)鈴木、大迫、工藤、近藤(代表撮影)

◆35キロ タケレら9人の先頭集団が1時間42分56秒で通過。鈴木、大迫、近藤、工藤の4人は集団のまま。先頭とは1分23秒差。

◆36・2キロ 大迫の仕掛けに工藤が遅れ始める。

◆折り返し 田町=37・48キロ 先頭集団はトロイティチ、ムティソ、マティコ、タケレの4人に。日本人トップ争いは大迫、鈴木の2人に絞られたか。近藤と5秒、工藤とは10秒差がついた。

38キロ過ぎ、日本選手の先頭争いをする(右から)大迫と鈴木(代表撮影)
38キロ過ぎ、日本選手の先頭争いをする(右から)大迫と鈴木(代表撮影)

◆40キロ トロイティチ、ムティソ、マティコ、タケレの先頭集団4人が1時間57分27秒で通過。日本人トップ争いは大迫、鈴木が1時間59分30秒で通過。

◆残り1キロ 先頭集団の4人は横並びで通過。日本人トップ争いは大迫が鈴木を引き離し始めた。

◆ゴール 最後のスプリント勝負を制したタケレが2時間03分37秒で大会連覇を果たした。日本人トップは大迫傑が2時間05分59秒で12位。鈴木健吾は10秒遅れの2時間06分09秒で13位。初マラソンの工藤慎作は、2時間07分34秒の日本人選手5位でMGC出場権を獲得した。

男子マラソン トップでゴールしたタケレ(撮影・増田悦実)
男子マラソン トップでゴールしたタケレ(撮影・増田悦実)
男子マラソン 日本人トップでゴールした大迫(撮影・増田悦実)
男子マラソン 日本人トップでゴールした大迫(撮影・増田悦実)
男子マラソン 日本人2位でゴールした鈴木(撮影・増田悦実)
男子マラソン 日本人2位でゴールした鈴木(撮影・増田悦実)

大迫傑は日本人トップの12位「日本記録保持者の肩書は意識していなかった」

鈴木健吾は日本勢2位の13位「ほんとにプロフェッショナルだなと」大迫と激戦

工藤慎作は20位 日本勢5番手でMGC出場権獲得「足がつってしまった」


最終順位 ※タイムは速報値


順位選手名所属、国籍タイム
タケレエチオピア2時間03分37秒
トロイティチケニア2時間03分37秒
ムティソケニア2時間03分38秒
12大迫 傑LI-NING2時間05分59秒
13鈴木 健吾横浜市陸協2時間06分09秒
15市山 翼サンベルクス2時間06分58秒
17近藤 亮太三菱重工2時間07分06秒
20工藤 慎作早稲田大2時間07分34秒
26藤村 共広スズキ2時間08分49秒

※選手名の赤字は今大会でのMGC出場権獲得者。大迫傑はすでにMGC出場権を保持。

レース後に笑顔を見せる鈴木健吾(左)と妻一山麻緒(撮影・泉光太郎)
レース後に笑顔を見せる鈴木健吾(左)と妻一山麻緒(撮影・泉光太郎)
東京マラソン2026 MGC出場権を獲得した選手たち、左から鈴木、市山、近藤、工藤、藤村(撮影・宮地輝)
東京マラソン2026 MGC出場権を獲得した選手たち、左から鈴木、市山、近藤、工藤、藤村(撮影・宮地輝)

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◆MGC出場権獲得の条件 男子は2時間6分30秒、女子2時間23分30秒以内で走れば順位にかかわらず獲得。男子は2時間9分00秒以内、女子は2時間27分00秒以内で走った上で、日本人6番手以内に入れば出場権を得られる。


◆女子レース経過 ※タイムは速報値

◆5キロ コスゲイが16分14秒で通過。日本人トップの細田あいとの差は35秒。

◆10キロ コスゲイ、大会連覇中のケベデら10人が集団で通過。細田との差は1分26秒。

◆15キロ コスゲイ、ケベデが並んで先頭集団を形成。

浅草雷門前を通過する細田(左から2人目)(撮影・小島史椰)
浅草雷門前を通過する細田(左から2人目)(撮影・小島史椰)

◆25キロ 先頭集団はケベデ、コスゲイ、ウェルデ、フェイサの4人が1時間20分00秒で通過。

◆35キロ 先頭のコスゲイが1時間51分40秒で通過。2位ケベデとは22秒差。

◆40キロ 先頭のコスゲイが2時間07分28秒で通過。2位ウェルデとは1分44秒差に広がっている。

◆ゴール コスゲイが大会記録を上回る2時間14分29秒で優勝。日本人トップは細田あいが2時間23分39秒の10位でゴールした。

女子マラソン トップでゴールしたコスゲイ(撮影・増田悦実)
女子マラソン トップでゴールしたコスゲイ(撮影・増田悦実)
女子マラソン 日本人トップでゴールした細田(撮影・増田悦実)
女子マラソン 日本人トップでゴールした細田(撮影・増田悦実)

細田あい、涙と笑顔のラストランは10位「これだけの人に応援してもらえて幸せ」

細田あい引退レースで日本勢トップ…女子はMGC獲得者ゼロ「少し残念」高岡SD


◆スタート前

◆スタート地点 午前9時現在。晴れ、気温10・9度、湿度34%、北北西の風2・0m/秒。

解説の瀬古利彦氏「大会記録に期待したい」スタート時コンディション良好

東京マラソン2026 スタート前、体を動かす大迫(撮影・宮地輝)
東京マラソン2026 スタート前、体を動かす大迫(撮影・宮地輝)

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◆マラソンコース図

【イラスト】東京マラソンのコース図
【イラスト】東京マラソンのコース図

◆男子国内招待選手◆


No選手名所属自己ベスト
21大迫 傑LI-NING2時間04分55秒
22鈴木 健吾横浜市陸協2時間04分56秒
23近藤 亮太三菱重工2時間05分39秒
24市山 翼サンベルクス2時間06分00秒
25S・カリウキ戸上電機製作所2時間06分29秒
28W・デレセひらまつ病院2時間06分58秒
31荒生 実慧NDソフト2時間07分42秒
32高田 康暉住友電工2時間07分57秒
33太田 蒼生GMO2時間08分31秒

◆男子海外招待選手◆


No選手名国籍自己ベスト
2A・ムティソケニア2時間03分11秒
3V・K・ゲティッチケニア2時間03分13秒
5T・タケレエチオピア2時間03分23秒
6G・トロイティチケニア2時間03分30秒
7D・ウォルデエチオピア2時間03分48秒
8D・マテイコケニア2時間04分24秒
9S・トゥラエチオピア2時間04分29秒
10C・デソエチオピア2時間04分53秒
11S・バレガエチオピア2時間05分15秒
12S・タムルエチオピア2時間05分18秒
13C・レビンスカナダ2時間05分36秒
14S・ハサンスウェーデン2時間05分57秒
15M・エドリスエチオピア2時間05分59秒
16I・アオアニイタリア2時間06分06秒

男子エリート選手一覧>>


◆男子マラソン日本歴代10傑◆

◆男子マラソン世界歴代5傑◆


選手名出身タイムコース
1K・キプタムケニア2時間00分35秒23年シカゴ
2E・キプチョゲケニア2時間01分09秒22年ベルリン
3K・ベケレエチオピア2時間01分41秒19年ベルリン
4S・レンマエチオピア2時間01分48秒23年バレンシア
5S・サウェケニア2時間02分05秒24年バレンシア


◆女子招待選手◆


No選手名所属、国籍自己ベスト
51B・コスゲイケニア2時間14分04秒
52H・フェイサエチオピア2時間14分57秒
53S・A・ケベデエチオピア2時間15分55秒
54R・ワンジルケニア2時間16分14秒
55M・アレムエチオピア2時間16分34秒
56B・ウェルデエチオピア2時間17分56秒
57M・フィキルエチオピア2時間18分48秒
58M・シメレスエチオピア2時間19分56秒
59A・アヤナエチオピア2時間20分20秒
60W・メカシャエチオピア2時間20分26秒
61S・ホール米国2時間20分32秒
62A・ゲブルエチオピア2時間20分48秒
63V・チェプトゥーケニア2時間21分40秒
64P・ジェプコゲイケニア2時間22分47秒
71細田 あいエディオン2時間20分31秒
72吉川 侑美キヤノン2時間25分20秒

女子エリート選手一覧>>


◆女子マラソン日本歴代10傑◆

◆女子マラソン世界歴代5傑◆


選手名出身タイムコース
1R・チェプンゲティッチケニア2時間09分56秒24年シカゴ
2T・アセファエチオピア2時間11分53秒23年ベルリン
3S・ハッサンオランダ2時間13分44秒23年シカゴ
4J・ジェプコスゲイケニア2時間14分00秒25年バレンシア
5B・コスゲイケニア2時間14分04秒19年シカゴ