広岡達朗

1985年日本シリーズ「阪神対西武」。握手を交わす阪神吉田義男監督と西武広岡達朗監督。
1985年日本シリーズ「阪神対西武」。握手を交わす阪神吉田義男監督と西武広岡達朗監督。

サード長嶋との三遊間は巨人ファンを魅了した。ショートゴロを長嶋が捕ってしまうこともあったが、広岡達朗の守備は絶品だった。牛若丸と呼ばれた阪神の遊撃手・吉田義男の達人技に、広岡の華麗なグラブさばきは「遊撃手のお手本」となった。ライバル同士の広岡と吉田は1992年度、同時に野球殿堂入リした。両リーグ日本一監督の偉業が評価された。広岡は吉田を「毎日ファンに夢を見させた大変な人」と評し、「人間はライバルがいないと進歩しない。吉田さんには大変感謝しています」と続けた。85年の日本シリーズで西武監督の広岡は吉田阪神と戦い、2勝4敗で敗れた。ベストナインは広岡1回、吉田9回。

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<プロ野球・1992年1月23日掲載>