地元開催地枠の日本学園(東京)がうれしい全国初出場初勝利を挙げた。

 前半、弘前実(青森)に36-44とリードを許す。約500人の全校応援を受け、後半でひっくり返した。

 「あきらめずに走るバスケットができた」。チームを率いて20年の大浦博信コーチ(40)の声はガラガラ。仙台高時代の恩師で、今は明成を率いる佐藤久夫コーチ(66)に何度も練習試合で呼ばれた。観戦していた恩師から試合後、祝福の握手を求められた。「涙が出そうです」。勝利の実感をかみしめていた。