3年ぶり15度目出場の山形中央は、日本航空(山梨)をフルセットの2-1で破り初戦を突破。大会が11年に1月開催となって以降、初勝利を挙げた。

 クイックを多用した第3セットに、山形中央が“春高1勝”をたぐり寄せた。第2セットに時間差攻撃を止められ始め、リズムを変えた。尾形哲郎、渡辺佑哉主将(ともに3年)らが得点を重ね、日本航空の追い上げをかわした。武田宏典監督(40)は「本当に力を発揮してくれた。コンビ(バレー)も全体的に良かった」と喜んだ。

 日本航空とは何度も練習試合を行った。武田監督は「結果は五分五分でした」と話し、組み合わせ決定後は「(全国でも)やれるかなという気持ちは若干あった」と渡辺主将。手の内を知るだけ、力みが消えた。

 今日6日の2回戦は石川工と対戦。渡辺主将は「相手に合わせるのではなく、自分たちのバレーを」と言った。コンビバレーで2回戦突破、16強入りを狙う。