昨年4月、最年少の日本代表になった身長203センチのエース鈴木祐貴(3年)を中心に、上位進出が期待された雄物川(秋田)は、市尼崎(兵庫)にストレート負けを喫した。

 相手の厳しいマークでサーブ、スパイクをねらい打ちされ、レシーブに苦しんだ。一昨年は1年生で準決勝まで進出したが、昨年に続き、まさかの初戦敗退となってしまった。高校時代に目指した全国優勝はならなかった。鈴木は「自分が決めるべきところで決められず、まだ甘さがあった」と唇をかんだが「バレー人生は長い。頑張っていきたい」。元日本代表の宇佐美大輔監督(36)は「世界と戦うのはもっと厳しい。頑張ってほしい」と期待した。