グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで6位だった浅田真央(26=中京大)が22日(日本時間23日)のエキシビション後に取材に応じ、次戦のGPフランス杯でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦したいと明かした。

 左膝痛による調整の遅れで、今季初戦のフィンランディア杯、スケートアメリカと2戦連続でトリプルアクセルを回避。12月末の全日本選手権をめどに再び構成に入れたいと話していたが試合後一晩考え、「次のフランス大会ではアクセルも3-3も入れる勢いでやっていかないといけない」と考えが一変した。

 膝の痛みが出る可能性もあり「アクセルを挑戦することが、いいか悪いかは本当に分からない。ハーフハーフ」と自身の名言を使って複雑な思いを表現。それでも「この大会で失敗した原因は自分の技術不足、気持ち不足など、いろんなものがあっての失敗。フランス大会では自分は何もないので、逆に思いきってできる。準備して、フランス大会でどれだけ思いきってできるか。それが全日本につながる」。GPファイナル出場が難しくなった分、フランス杯は思い切りやりたい演技に挑戦するつもりだ。